Windows８で「すべてのプログラム」一覧が見たくなったときの、『Pokki』という選択術。
Windows８/8.1 で、以前のWindowsスタートメニューを待望する声は尽きません。今では、同「スタートメニュー」版へとアダプトする仮装アプリも数多く出回っています。が、いずれも高負荷だったり低レスポンスだったり、OS本来の馬力をスポイルする部分が少なからず見受けられます。
1. Ｐｏｋｋｉ、ってナニ？
ある程度Windowsパソコンを使いこなせてる人が、OSをVista/７から８/８.１に乗り換えたときに、やがて感じ出すであろう「あの不便」を解消するための人気「お助けツール」です。
その「不便」とは…
とにかく、「すべてのプログラム」が欲しい！と言うかたへ
いつも立ち上げるワケではないけれど、ひと月ふた月に１回は使うアプリがある。
そんなアプリ、タスクバーにピンどめはしてないけど、パッと選び出して使いたい！
…という場面、Windows Vistaや７なら「すべてのプログラム」リストにすぐアクセスできました。これが
８だと、例の「スタートメニュー画面」にひっくり返して下スクロールして…と「まどろっこい」たらありゃしない。
ならば無料アプリ、『Pokki』を使うのも ひとつの選択肢。
低負荷＆簡易な、「Windows８なりの」スタートメニュー・ランチャーアプリです。
Windows 8 Start Menu | 無料配布サイトは、こちら。
アプリ自体は、日本語対応してます。
重たいアドウェアとか載せてない？ という不安もあるでしょうが、大丈夫。
下記の通り、軽量動作版にセットUP可能です。
製造元の・・・
SweetLabs は米カリフォルニア州サンジェゴに本社を持ち、Bessemer Venture Partners、Google Ventures、IntelCapitalといった錚々たるIT投資企業が融資元に名を連ねる、「由緒正しい」ベンチャー精鋭部隊。
その高い操作性から、≪Window 8 Start Menu by Pokki ≫は2013年秋以降、Lenobo、TOSHIBAなどのPCにもバンドルして出荷され始めています。
レノボ、「Windows 8」PCに「Pokki」をプレインストールへ
【CNET Japan】レノボとPokkiは、 レノボのほとんどの「Windows 8」コンピュータにPokkiのデスクトップモード「Start」メニューとアプリランチャー、および「Windows Store」をプレインストールする取り決めを締結したことを発表した。
脅威？とかは、ありません
念のため事前スキャンしてみても、怪しいモノではありません。
2. インストールからセットアップまで
で、公式サイトからインストーラーを落としたら、さっそくクリック。
通常のWindows８向けスペックのPCなら、さしたる時間もかからずインストールできます。
「マイスタートメニューとして使用する」にチェックを入れ、[継続する]ボタンをクリックしてください。
マシン動作への「負荷」は？
CPUへの負荷はコンマ３％程度、微々たるモノです。
＜筆者機プロセッサ＝AMD A4-4300M 2.5GHz＞
ただしRAMメモリには「けっして過多ではないが、そこそこの占有ボリューム」を要します。
※店頭販売時の「最低限メモリ仕様のままで、しかも各種Toolbarなど常駐アプリを放置させてるPCでは、ぎこちないレスポンスをきたす場合も？あり得ます。
セットアップ： 余分な「負荷」を除去する
インストールが終わったら、まず従来のWindowsボタンから
> コントロールパネル > プログラム > プログラムと機能
で、「Pokki Download Helper」を右クリック。アンインストールします。
Pokkiには、「PC Apps Store」というアプリ店サイトへのショートカットが載せられています
アクセスしたところで（決済操作せぬ限り）無害無臭のモール街サイトですが、「そもそも邪魔」というのであれば、関連ボタンや表示は隠すことができます。
後述するようにカストマイズしてください。
「私のお気に入り」から削除する
「PC Apps Store」ショートカットにカーソル合わせ右クリック。
「お気に入りを削除する」を選べばボタンが除外されます。
ちなみに、この空いたマスには「すべてのアプリ」タブから、自由に転記。配置をレイアウトし直すことができます。
まだ「よく使うPCアプリ」のリストが邪魔ですね＾＾；
また、Windows８標準スタートボタンとPokkiスタートボタンが両方、並んでるのも「使いにくい」です。
このあたりを次ステップで、さらに直します。
１）タスクバー上「家マーク」のPokkiボタンを右クリック、「設定中」を選んで、設定モード画面に切り替えます。
２）好みに合わせ、（たとえば）下のように入力します…。
[設定]
・「よく使うPCアプリの表示」のチェックを外す
[詳細設定]
・「スタートメニューとして使用」をチェック、
・「Windowsロゴボタンの表示」のチェックを外す
最後に、[保存]ボタンをクリック。画面を閉じます。
標準スタートボタンとの使い分け
上記のカストマイズをしても、Windows８の標準ボタンが無効化されたワケではありません。（見た目「隠した」だけです）
＜使い分けかた＞
ボタンの中央あたりは、Pokkiの「マイスタートボタン」。もっと左下隅にカーソルを寄せていくと、絵柄が「窓」に切り替わり、従来通りの機能がはたらくカタチになっています。
3. これでセットアップできました♪
ある意味、これまでの「すべてのプログラム」リストより使いやすく、優れています
こうしてセットできた「Pokkiメニュー」。次のような利点もあります。
１）きちんと階層整理される
２）サーチ窓が加えられ、リストから探すのが面倒なら、キーワードで一発呼び出しすることができる
また、左画像のように「すべてのアプリ」タブを開いた状態でメニューが閉じられると、Windowsの再起動後まで、その「タブON」状態が引き継がれます。
【補足】もし、ナニかの拍子に「Pokkiが消えてしまった!?」ら・・・
タスクバー上でマウスを右クリック。
ツールバー ＞ Pokki を選択しましょう。
「Pokkiは無効です」というメッセージが出ますので、[有効にする]ボタンをクリックしてください。ボタンが復旧します。
