実はアメリカ人も過半数が「無くなっちまえばいーのに」と思っている、バレンタインデー。

意外なことに、現代の≪聖バレンタインズ・デー≫はアメリカ人の目にも〈しっくりこない風習〉として映っているようです。

このお話の元ネタは、アメリカの即席アンケートサイト『ＳｏｄａＨｅａｄ』。

【バレンタインデー：あなたは好き？　それともキライ？】
と投げられた設問に対し７００名以上の老若男女が回答。それによれば、ナンと半数以上の市民が「キライ」･･･すなわち、「バレンタインデーなんて必要ない。無くなってしまえ」と思っているらしい！？のであります。

アメリカでは性別は関係なく、恋人同士が贈り物をしたりスペシャルな時間を過ごす・・・とされますが
女性の４８％、男性の５６％が、バレンタインデーに嫌悪感を抱いている･･･との結果が出てまいりました。

回答傾向の「特性」をさぐると
（１）パートナーの有無と強い関連性

　配偶者や恋人がいる人は「ＶｰＤａｙ」を歓迎。ひとり身でいる人たちに強い「拒絶傾向」がみられます。

（２）中低所得者からは疎まれる傾向

　やはり「生活費を抑えたい」というアタマがある人たちにとって、「その日、何かプレゼントしなきゃならない」というイベント（風習）は厄介扱いされている？

バレンタインデーに反対！── 回答者たちの意見（例）

こんなもんと関係なく、オレにとっちゃ毎日がバレンタインデーなんだよ。カノジョをお姫さま気分にするにゃどーしたらいいか、必死に考えてるメンズがこの世にどんだけいると思ってんだよ。

自分が孤独なシングルで、この先も結婚するまでそうなんだと思い知らされるだけの１日。

しかもデレデレなカップルが肩寄せ合ってるのを見ちまった日にゃ･･･

バレンタインデーがどーしたって？　だからどこへ連れてきゃいーワケ、今夜の夕食は？（怒）

バレンタインデーに賛成！── 回答者たちの意見（例）

いやナニ、オレの母ちゃんの誕生日だからｗ

商業主義で固められた祭日だ、と言う人もいる。そんなときにはこう言い返すんだ。恋人たちにとっちゃ、またとない好機にゃ違いないだろ？　それを寝るための口実にしてるなんて、決めつけたりするなよ。この日に寝るカップルもいるだろうが、確かめたいのはセックスじゃなくて「愛」さ。

あたし外食産業で働いてるの。実際、この日のおかげて儲かるもん。これって、自分が（バレンタインを）好きか嫌いか以前の話だと思う。

この日をバカにしてる人の言い分はだいたい３つね。

１）シングルの気分を逆なでする。
２）商業主義に毒されてる。
３）恋する行為は行事じゃない。

１）について･･･恋人と過ごす必要なんかないわ。親友と楽しんだらいいのよ。
２）街で散財しなくたって、友達に山ほどお菓子を作ってあげることはできるわ。
３）クリスマスや感謝祭を家族と過ごすひとときが「馬鹿げている」と思う人はいないでしょ？　それと同じで行事と言うより「ともに過ごすひととき」みたいな感じ。やれ、すぐに恋人がいるとかいないとかじゃなくって･･･あなたが大切に思う人たちと、たまにはゆっくり過ごそうとか、そのくらいアリでしょ。「独身万歳」みたいな反発は、いい加減やめたらどーよ。