マッド・シップス!!── 船舶(せんぱく)に関する、あれやこれやの珍画像をメデてみた^^
特に意味なんて無いんですが……港町や造船街に暮らしてないと目にできない光景、きっとたくさんあるだろうな。そんな画像を拾い集めて楽しみたいと思っています♪
What's New (最新追加の船)
水上の巨大糸車? 遊園地? いいえ、"海底建築"支援船。
各種ドラムリールは海底ケーブル/パイプを敷設するときに。
煙突のような支柱を持つ重クレーンは、デカい建造物を海底まで下ろすのに使う建機です。
クレーンを降ろしてるところ
船底は浅く平たく、後部の作業甲板を広く(海面から)低~くあつらえた「低床フォルム」。
このように"建物"をクレーンで吊ったときは、荷重の右舷方向への移動に合わせて甲板上のドラムリールが左舷側にスライド。
言わばバラストの役目をして転覆を防ぎます。
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↓↓ これより下行が常時掲載中の「まとめ」本文 ↓↓
ムチャぶりが過ぎる船舶
建造急ピッチの「原船」
「原潜」ではありません。世界初、ロシアで建造中の「原子力発電船」です。でっかい発電所を1隻の船にして、極北や南極大陸に持ってく計画が取り沙汰されてます。おそロシアっ!!!
この水上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」号については、下記の別項に詳述しました。
http://matome.naver.jp/odai/2136952951172877601
過積載にもほどがある
よく話題になる(車両運搬船でもないのに)日本から中古車を山積みにしてロシアなどに運んでるカニ漁船です。
積み方も問題外なら、船自体の老朽化も相当に非常識レベルですww
違法増築にもほどがある
これはまだ改修工事中らしいのですが、無理やり「豪華?客船風」の上部構造に大増床しておりますww
喫水線が少しも上がってない、というコトは、相当に軽い素材で建て増しをしてますね。
風がそよ、と吹いただけでコテン!とコケそう。アルゼンチンには安全規制とか、無いんですかねえ。
無責任にもほどがある
こっちは上↑のケースと正反対。
まだ比較的新しい、しっかりしたクルーズ船なのに、浜に座礁したら、それっきり(沖に引っ張る努力もしないまま)放置。
雨風にさらされて、みるみる「幽霊船」への道を歩まされております。
今はもう、見るからに哀れ。環境にも良くないし、無責任な船主ですねえ。
どうしてこうなった!?(1)
岸壁に「乗り上げて」停泊している豪華客船。
停泊する埠頭を間違えた?んですかねー。潮が引いたら傾いた??とか。
どうしてこうなった!?(2)
巨大吊り橋の橋脚に、砂利運搬船が衝突 ──。
その衝撃で、ナンと頭上の吊り橋自体がドカドカと崩れ落ちてきちゃった^^; という、「いかにも中国らしい」大惨事の現場。
船に見えない船舶
「4本マスト」の巨大クレーン船
2013年11月現在、ドイツで建造中。
4本の柱はもちろんマストでも煙突でもなく、海底に「踏んばる」ための伸縮「脚」が格納された筒です。
4本足で以って「海底に立ち」、中央のクレーンで海底や海面の重量物を引き揚げるのですねー。
転覆したよーな形状の舳先(へさき)を持つ船
ノルウェーの造船所で、つい先日竣工したばかりの「最新式の」海洋補給船です。ヘリポートの他、後部甲板に巨大な回転式のクレーンを搭載しています。
↑ ↓ スルメみたいに三角形な船体の海洋資源探査船
これまた、ノルウェーのエネルギー探査会社が設計&建造した特殊船。さらに改良された設計図を元に、新規に4隻が就航予定。うち2隻は、すでに三菱重工の長崎造船所で建造中です。
まっ平らな船尾に並んだ開口部が、パソコンのLANポートに見えてしまうのは私だけ?ww
そもそも"ポート"は「港/玄関」の意味で、船にゆかりの言葉だしね。
ニッポンの造船技術が生んだ「奇船」。
下関の旭洋造船が誇る、「前球後方船」。
一番艦が《City of St. Petersburg》で二番艦が《City of Rotterdam》(写真)。ともに自動車運搬船です。
↑それと言うのも・・・
自動車運搬船はその形状から、(特に車両を満載しているとき)度を越した暴風にみまわれると「どうしても横転しやすい」という弱点があるのですよねえ^^;
しかし、船首をえぐられる「衝突」!!?
前球船《City of Rotterdam》は2015年11月3日、英国ハンバー川を下っていたところ、河口側から上ってくるデンマークの貨物船『Primula Seaways』と遭遇。
すれ違うために右に舵を切るも(川の流れを読み違えて)船体が横滑り状態になり、右に避けられないままデンマーク船正面に突っ込み、左舷前方を大破しました。
前球船には、コンテナ船バージョンも登場
同じく旭洋造船さんで完成。
540TEU型内航コンテナ船『なとり』だそうです。海運会社の井本商運(株)にて、まもなく就航の運び。
↓こちらのブログに詳細が。
http://naikou00.blog70.fc2.com/blog-entry-2892.html
「ナメクジ」船??
ご覧の船はオランダ船籍。西ヨーロッパの「運河国」では、大量の貨物も運河を使って内陸へ輸送する需要があるので、こういう扁平な中型船も活躍します。
この船も2009年の新造船。三菱の環境性能エンジンを搭載してるそうです。
大きな"しゃくれアゴ"を持つ異形船
最新鋭の「浚渫(しゅんせつ)船」、コンゴ・リバー号 ──。
浅瀬ぎりぎりまで航行するため、独特の船首(バウ)形状をしています。
より正式な種別名は、"DEME(Dredging, Environmental and Marine Engineering NV)"と呼ぶそうです。
あさった土砂は、岸近くの埋め立て工区まで移動して(的確な位置に)放散するコトができます。洋上のダンプカーですね。
ロケット発射船
海中部分が双胴船みたいになってて、自分で航行できる「発射台施設」です。
(同上)
実際にロケットを打ち上げてるところ。
この、レゴ細工のよーな^^; "航行する軍艦島"もどきの…正体は!?
正解は、《FPSO》。
下で先掲済みの「石油精製船」の、言わば"最先端バージョン"です。 省略しない正式名は、Floating Production, Storage and Offloading systemもしくはvessels。
和表記では「浮体式海洋(石油ガス)生産貯蔵積出設備」、と呼ぶんですと。
石油精製船 (通称、FPSO)
洋上のコンビナートですな。
初期の(=目下の稼働隻数では、大半の)タイプが、こういった「タンカーの甲板上に工場が載ってる」ような外観をしています。
何かの冗談❔❔ 前後対象の「富士山型」電動船
長崎の大島造船所が建造した、日本初の完全バッテリー駆動式"自動運航"船。
その名も「e-Oshima」。
キャタピラ航行する「船」、UHAC-920。
強襲揚陸艦から、海面を「走って」砂浜へ。比較的平坦な地形なら、さらに内陸に向かってもパタパタ進める^^;輸送車(輸送船?)です。
ミリタリーマニア諸氏なら、ご存じの「異形船舶」ですね。
同上
目立ち度はハンパないので、揚陸作戦のドンパチの最中に登板するコトはまず無さそうw
湾岸一帯を制圧し終えたあとの、要員や車両を「配送」する「海上往復トラック便」…といったところですか。
旧ソ連 海軍の「ナゾの戦艦」
1977年に進水して、80年代はバルチック艦隊に所属してたよーです。
(同上)
現在はスクラップ同然になってます。西側マスコミの間では「アエリア」という愛称まで付いてる!?とか。
巨大パラボラが林立、コスモノート・ユーリ・ガガーリン号 (旧ソ連/退役)
冷戦時代、人工衛星の追跡に関する世界協力体制はまだ存在せず、特に東西陣営間は隔絶されていました。
ソ連は自国の衛星が太平洋側を周回中、地政学的にいってそれを監視&管制することができませんでした。
そのために建造し、主に太平洋上へ派遣していた「洋上管制施設」が衛星追跡船。ソ連は、ご覧のような威容の巨船を複数隻 保有し、軍事のみならず、アメリカとの熾烈な「宇宙開発競争」をも闘っていたのでした。
焼き網に乗った、特大お餅?
よくワカりませんが、少なくとも自力航行しております。
レーダーサイト? 観測所?
よくよく見ると、ヘンな船舶
空荷のカーフェリー
正式には「RO-RO船」(ろーろー・せん)と呼ばれるタイプの貨物船。つまり原則、大型トラックや海上コンテナ車しか積みません。車両と一緒に2~30人のドライバーが寝泊りする必要があるので、宿泊棟が併設されています。
(左の画像は)背中に車両を積んでないものだから、異様に「前のめり」になってますが「これで正常」なんだそーです。
キレイに空っぽの船(建造中)
写真の関係で航空母艦みたいに見える?かもしれませんが、そもそも「甲板」もまだ無くって、船体がガランドウ状態で曳航されてる「作りかけ」の船です。
オランダでの造船風景。ナンか、のどかですねえw
塗装色が戦艦ぶってる巨大タンカー
当まとめの中では、前出の「前球後方船」二隻とこれの計三隻だけが「日本製」の船です。
昔は造船王国だったのに、今は寂しいですね。。。
"海の積載車"── 船載専用?の船舶
↓これらと同型の作業船は、例のセウォル号の引き揚げでも(最終的に沈没船を載せる台座として)登場してましたね。ご記憶でしょうか。
沈みそうになりながら、巨船をだっこする巨船
下になってる船、中国製みたいですが大丈夫かな。
上の船体を「斜め積み」してる時点で、(専用じゃないのを)臨時で無理やり運んでるよーにしか見えないんだけどwww
船ではないが・・・
通常は、こうやって筏に何段積みかにして引っ張るみたいですねえ。
(同上)
テンコ盛りだあww
どーやって積んだんですかねえ。
(上の筏を)さらに背負ってる船
わはははは。ナンつうか、壮観ですっ。
←この母船と、3つ上↑の画像の(下敷きになってる方の)船は、同じ積載原理の運搬船のようです。
原理は、↓次の動画を参照。
↑ 積み替えは、母船が「半沈」して行う
当然、新造ホヤホヤの高級ヨットに特化したタイプもある
こうなると、まさに!自動車工場から完成車を陸送してく車載トラックの、まんま洋上バージョンですねw