す⊃ぽんはむの”元”NAVERまとめ

大部分は まだテキストのみ。順次、画像を復元します。

女子中高生の「Tバック着用禁止条例」が発布された南米コロンビアの地方都市。なぜ今、「Tバック」!?

ところ変われば価値観も変わる。女子中高生の「ワイセツな格好」に関する定義にも、さまざまな民俗的要素が絡んでまいりますようでw


コロンビアでは不幸にして、邦人旅行客の殺害事件も。
被害者は一橋大4年生。休学し世界旅行中 ― コロンビア邦人殺害


コロンビア男性の間で物議をかもした、場所はこちら


南米大陸の北端、コロンビア北部・・・
スクレ県コロサルという行政区(日本で言う市町村)で、「それ」は発布されました。

女子就学生は「Tバックを履いてはならない」とし、保護者たる親にも管理責任を問う指針を掲げた!?のであります。

理由として当局は「Tバックは未成年者にそぐわない。Tバック着用での外出は、性的暴行を助長する可能性が懸念される」としています。


そんなコト、どうやって検査指導すりゃいいんだ?
と、地元の学校関係者が猛反発した、ということが(現地で)全国ニュースになりました。

たしかに、規制対象は「スカートの中」です。女生徒だけヨコ一列に並ばせて、ひとりずつスカートをめくるか、鏡を使って股間を凝視するか、さもなくば、おしりを丁寧に撫でていくしか^^;方法がありません。

どれを採っても、その行為自体が痴漢行為です。策定したお役人さんたちは、具体的な取締り手法にまで想いが及ばなかったんですかねえww



地元TVのニュース解説コラムでも取り上げられた(スペイン語
AVISPERO TELEVISTA: HILOS DENTALES COROZAL


参考:顧みて、日本の現状(2009年)は?



新潟県で「日本一短い」スカート丈を規制、の動き



上の2本の報道映像を見比べると、あきらかにカメラマンの追ってる「目線の高さ」も違いますね。

ニッポンの場合、カメラは女子学生の「膝とスカートの裾の間あたり」もしくは「太もも」を追いかけています。

コロンビアのそれは問答無用。スカートの裾なんか通り越して「股間」だけに集中しています。

見えちゃイケないと思ってる「対象」が、ゲンミツには異なって?いることを窺わせるのです。


そりゃあラティーナ女性は、自分の肌や肉体の線を見せる意欲が旺盛だからねえ(?)


という、ステレオタイプな先入観だけで語り切れるだろうか
社会全体が、(日本の江戸以前のごとく)性の一般に関して「どちらかと言えば開放的」という土壌も、ある程度「女子のTバック購入&着用」という行動を後押しはしてるでしょうね。

少し前[1998年放映]の深夜連続ドラマ、《Rompeportones》は、限りなく全裸のセクシーモデルをしょっちゅう登場させて、男性諸氏の拍手喝さいを浴びておりました。

下↓の動画は「もう少しフツーのバラエティ番組」ですが、それでも今の日本の夜、9時台の放映じゃ(倫理的に)どーかなあ^^;という戯れゴトに興じておりますしねえw



Lucecita al desnudo en hilo dental!!
中南米全域で放映されていた、夜の人気バラエティ番組。♪ナニが出るかな、ナニが出るかな~


こんな余興↑ は、中南米の地上波なら「ごくフツー」レベル。

前出のナンセンスTVドラマ《Rompeportones》は、今でもYouTubeにたくさんUPされてますから、関心のあるかたはご覧になってみてください。


少し真面目に考えた ── では、なぜ中南米では「スカートの丈」の長さでなく、「Tバック」が問題となるのか?


要因:その1
第一に、若い成人女性の間に(アジアに比べ)圧倒的にTバック下着の普及率が高く、また着用する機会も多い。早い話が、ことさら淫猥な「セクシー下着」としては認識されていない・・・というコトがあげられます。

どちらかというと、下履き(=パンツ)がチラチラ見えてしまうくらいなら、ナマの腿肌をあらわにした方が、健康的に見える。

そっちの発想の方が強くて、おしりまでスルっと布きれがないTバックが愛用されているようにも見えます。



その「見る男」「見られる女」の感情のせめぎ合いを象徴する?かのよーに、《YouTube》には、中南米圏からのTV録画で「一瞬、股間にパンツが見えた。胸元から乳首が見えた」的な投稿があとを絶ちません。

これの点では、日本もコロンビアも同様。たまたま、その結果が、「スカートのすそ」に釘づけになるか、「おしりの隆起」に釘づけになるか、の違いを生じさせているだけ、なんですね。


要因:その2
こちらが決定的な理由でしょうが、つまり・・・女性の「体型自体の相違」というコトがあげられます。

ヒスパニック系はアフリカ系とも近く、女性のおしりの肉が、身体が立っている状態でも「後方に高く隆起」しています。

フツーのパンツを履けば、この隆起は「しりの谷間を布の張りが埋めて、ひとつながり」となります。

おしり全体の大小はともかく、「おしりのカタチ」はその分だけ曖昧となり、見た男性の性的刺激は大きく削がれるのです。

この感覚は(アジア人女性しか見慣れない)日本人男性には、ワカりにくいかもしれません。


これが「フワフワしたスカートの下にTバック」という装いをされると、見るからに「おしりの谷間が丸ワカり」という状況になり、男性の性欲をイヤが応でも直撃させてしまう^^;ワケなのです。

この過激さは、スカートからパンツが覗く覗かない、程度の比じゃあ ございません(苦笑)


もはや「スカートの丈」、ごときが問題なのではない
ぶっちゃけ、風にヒラリとあおられパンツが見えるぐらいのことで「ムラっとソソラれる」とは考えない。

そこから先の、(1)ナニが見えるか。見えないときの(2)どんなカタチに見えるか
...の方が「はるかに重要」であり、放置すれば「忌々しき事態である」とみなされるんですねえ。


(補足)もちろん、このアニメの影響も大、と思われ
南米の女子中高生のスカート丈も、前世紀末から「ミニ化」の方向にあることは事実です。

それには日本の、この「全世界的」輸出アニメのヒットも背景にあるのでしょう。


セクシーなローティーンの衝撃は、今後とも世界を覆うか
まあ、すべてはオトナの商売の都合で、「未成年者の性」が買われてゆく。そんな一連の社会構造のアヤ、に過ぎないのでございましょうけれども。【了】


↓一方で、「おとなりの国」ブラジルでは、こんな世論調査の結果も出て、国内の「脱いでいたい側の、成人女性たち」の間で反発が広がっているそうです。


「露出の多い女性はレイプされて当然」、ブラジル世論調査
【4月4日 AFP】小さなビキニと官能的なカーニバル・ダンサーの国、ブラジルでは、肌を露出している女性はレイプされて当然と多くの人が思っていることが、世論調査で分かった。



こうして「女学生の下着」論争は、世界じゅうに空しく響きわたる...
参考動画は、「E-Type - Back 2 Life」ミュージック・ビデオ


関連リンク


コロンビアの感染・スポット・危険情報 【外務省】


アトランティコ県,クンディナマルカ県,サンタンデール県,スクレ県,ボジャカ県,ボリーバル県(県南部を除く),リサラルダ県ペレイラ市,ボゴタ首都区,アマソナス県レティシア市,アンティオキア県メデジン市,カルダス県マニサレス市及びキンディオ県アルメニア
   ↓ ↓ ↓
「十分注意してください。」(継続)

 上記地域では,近年治安状況が改善され,安定しています。しかし,依然として一般犯罪が多く発生しているほか,一部で爆発物を使用したテロ活動も確認されています。また,都市部ではタクシー強盗(短時間誘拐,殴打した後の金品強奪等)や窃盗等の一般犯罪も発生しています。特にボゴタ首都区南部やメデジン市北部の傾斜のある地区,主要都市の旧市街地や繁華街では,あらゆる階層の人が集まっており,犯罪グループの抗争に巻き込まれたり,睡眠薬強盗やスリ等の窃盗被害に遭ったりする危険性が高いので,十分な注意が必要です。


コロサル〜うたかたの町