きゃりーぱみゅぱみゅ“ゆかりの”土地!? ミュルーズ(mulhouse)って、どんな街かしら
水車をカタチどったと言われる、街の紋章も、ナンだかDOKIDOKIさせてくれる...そんな《ミュルーズ》は「ヨーロッパのドまんなか」にありましたっ!
ナンでもその街では、ヨーロッパ中世の街並みのなかを、黄色いイモ虫のよーな市電が走り、ピンク色した旧市庁舎がホテルを経営していたり、ホテルニューオータニのレプリカがそびえ建っていたりするらしいそんな不思議な街が...果てして実在するのだろうか
しかもその街は、きゃりーぱみゅぱみゅと「浅からぬ因縁」で結ばれているという!?!?
きゃ、きゃりーぱみゅぱみゅとォ?
ナンでだっ!!
物語は...Google翻訳で「きゃりーぱみゅぱみゅ」を、試しに英訳してみたコトに始まる
ウソだと思ったら、やってみな^^;
英語に換えても「きゃりーぱみゅぱみゅ」は「きゃりーぱみゅぱみゅ」でしかない。
と思ってたら...ナンと!《天下のGoogleさん》が訳した結果は
「Mulhouse Mulhouse pa pa Carry」という、ナゾの言葉に。
発音すれば「むるはうす・むるはうす、ぱ~ぱ~、きゃりー」。まるで摩訶不思議な呪文のよーではないか!?
むるはうす・むるはうす、ぱ~ぱ~、きゃりー???じゃあ「きゃりーぱみゅぱみゅ」には、そんな意味があったの?
そもそも、「むるはうす」ってナンだ。「むるハウス」、「むる」な家?ワケわかんないので、とにかくウィキペディアで調べてみると...
な、ナンとっ!!
mulhouse(むるはうす)とは英語読み。フランス国内の地名で、現地発音なら「みゅるーず」なのでありました^^;
それは、こんな旗を掲げるフランスの古都「ミュルーズ」のコトだった!
すんげー。
ナンだろ、この旗www ナンだか見るからに「ぱみゅぱみゅワールド」してるやんww
Google翻訳のナゾの英訳、実は「深~い意味」までつかんでた?のかしらん。
場所は、フランスの東の端っこ。フランスの「極東」だね♪
スイス第3の都市バーゼルと「お隣さん」どうしで、アルザス文化圏に属し、もともとドイツやスイスとの行き来が多く、国境を越えた「地縁つながり」も濃かった。
お国柄も「伝染」したのか、中世のころから工業が盛んだったらしい。
中心街の風景は、よくあるヨーロッパの街並みだ
スイスやドイツへの観光ツアーのコースにも、よく組み込まれている。
いったコトある人、いるんじゃないかな?
もともとは、700軒の住まいを城壁で囲った、小さな小さな独立都市から始まった
でも1798年のある日、市民投票によって(同盟関係の続いた)フランスに編入される道を選んだ。
そのあとも街は発展し、今では当時よりもグンと広がった区域に、11万人の人口を抱える。
まあ、広くなった、とはいえ。。。
でも日本地図の上なら、山手線の周内の半分くらいの広さしかない。人口密度は4,976人/km2で、ロンドンよりも「過密」なんだよ。
そして、「ミュルーズ」の名物と言えば!
ピンクの旧市庁舎
観光名所、と言っても外の広場から眺めるだけ。
なかは展示されておらず、民宿風のホテルとして今も経営を続けているんだ
色づかいだけじゃなく、壁一面に書かれた「だまし絵」風の装飾画がスゴイねっ♪
黄色い市電
低床型の、近未来的な「イモ虫」が街じゅうを走っている。
古い街並みの景観を守ろう、なんて「お上品な」考えが、もともとミュルーズ市民には希薄みたいだね
新しモノ好き?なのかな
ホテルニューオータニ?など、その他たくさんの「奇抜な建造物」たち
中世の街並みとの共存なんて、ハナっからどーでもいいか。
とにかく新旧のシルエットがゴッチャになって、どこか現代ニッポンにも通じる「感性」が漂ってるのかも?しれないね。
ちなみに、こっちがホンモノの《ニューオータニ》
街全体が「博物館」。あちこちに展示館や記念館が建っている
ミュールーズは、あたかも「フランスの工業力」を誇るテーマパークだ
とにかく、狭い地域に博物館だらけ。
フランス政府にはたらきかけて、国立自動車博物館とか鉄道博物館を誘致してきたんだよ
←鉄道博物館。すんげーカラフルだね^^;
これが「自動車博物館」。メーカー横断的に、名車の展示や自動車工業史の資料が陳列されているよ
もともとは、紡績工場だったんだ。
ナンだか、日本(名古屋)の《産業技術記念館》にそっくりな発想だね。
※参考: http://www.tcmit.org/
他にも、《プリント生地博物館》!?なんてのまで あるんだよ
> http://www.museesdefrance.org/museum/special/backnumber/1104/special01.html
国立博物館が、ナンで「ここ」なんだよ。ここ「国境の街」だろ
国境の街だから、だよ。スイス人観光客に「フランスだって、ドイツに負けない技術を持つ工業力があるんだよ」と誇り示したいワケさ
へえ。博物館の立地に、隣国市民からの目線を意識するなんて、いかにも「大陸的」な志向だね
ニッポン人は、稚内に「先端技術パーク」を造ってロシアの観光客を呼び込もうとは、絶対考えんものな(笑)つか未だに、周囲の国とは「ギスギスしっぱなし」ですしw
ドイツとの「対抗心」、スイスへの「お世辞」がテンコ盛りの街
玄関口の国際空港も「スイスと共同」で開港させた
ミュルーズから、「空の玄関」ユーロ空港までは、およそ30キロ。高速道で結ばれてるとはいえ、かなり遠い。
っていうか...
そこはもう、隣国のバーゼルから「5キロしか離れてない場所」なのだ。
なぜこんな、国境ギリギリに国の空港を新造したのか。
実は実は、スイス政府やスイス企業に(かなりの建造費を)負担してもらって、スイスと共同で運営しましょう♪ と持ちかけて出来た新空港なのだった。
ちょうどヨーロッパのこの辺りに、大きな空港が無かった。ドイツやスイスともアクセスが近いとなりゃ、先行する近辺の国際空港とも採算面で渡り合えるハズ、という読みもあったのだね。カシコいや。
この空港からスイス入りしたコトのある人は、ご存知だろう。
当空港では、(まるで長崎の出島のごとく)フランスに在るにも関わらず「スイス領内に準じる特別区画」が設けられている。つまり飛行機で空港に着けば、この本館ビル内で直接、スイス入国の手続きを完了してしまえる。空港ビルからスイスのバーゼルまでは、外から侵入できない専用連結道路によって結ばれている!?のである。
ちなみに…ミュルーズから半径100キロ圏内 ── 「河つながり」のスイスの片田舎には、「こんなモノ」も30年近く稼働中
そりゃあ、ここの建造には、フランス企業の技術がたっぷり盛り込まれてるのでしょうな。
いろんな意味で、「持ちつ持たれつ」の両国関係。
ユーロ空港から見える景色
全面ガラスばりの豪華ターミナルビル
夜間はパッと輝いてるから異様に目立つ。
昭和のおっちゃんたちなら、大阪万博(1970年)のスイス館を思い出す...かな?
スイス航空の客はVIP待遇
そりゃ半分は、「スイスの空港」だからね。
乗客専用の待合室(待機ラウンジ)まで作ってあるんだ。
巨大な吹き抜け
適度に活況があるね
発着する便は「スイス航空」が中心?
と思いきや、実は「そうでもない」
一番便数の多いのは、安い空港利用料に与かる「格安航空」のイージージェット(本社:ロンドン)だったりする
人気ダントツのイージージェット
利用するなら駐機場まで、自分の足で歩いていって乗るのがルールだよ^^
昔はみんな、こうやって乗ったんだもの。慣れりゃ平気w
どこぞの格安ツアーバスと違い、「理由がワカりやすい安さ」は、使っても安心感があるね。
空から見たユーロ空港
畑のまんなか。スイスへ通ずる道路わきに造ったんだね
その他 / 関連の外部リンク
ミュルーズにまつわる各種リンク集
日本人による海外旅行ブログ【日本語】
実はミュルーズって最近、治安が良くないようなんです
近くに在住する日本人による紹介記事【日本語】