す⊃ぽんはむの”元”NAVERまとめ

大部分は まだテキストのみ。順次、画像を復元します。

実は「辞めたときほどには」話題にされなかった? 「安倍さん再登板」の海外報道

2007年の不意打ち的な「辞任会見」騒動のときと、今回の「自民圧勝」ニュース・・・。その直後(大勢判明/緊急会見から2~12時間後の時点)における、海外のマスコミ電子版を並べてみました。


と言うか、「タイミングも悪かった」衆院選挙。 世界中の関心が「コネティカットの銃声」に向けられている中では、注目されようもなかった。
ほぼ全部の!?海外メディアのトップ記事が、その時点で「米国でまた銃乱射 ── 幼い犠牲者らに残忍な犯行手口」を掲げていた。欧米のみならず、近隣のアジア諸国でさえ同様であった。


(1)アメリカ ・・・ ほとんど「報じられない」に等しかった、大手各社のウェブサイトTOP面


辞めたとき <ニューヨークタイムズ>
トップ記事だった。


今回 <ニューヨークタイムズ>
小ぃさく!添え書きされたに過ぎなかった。


やめたとき <CNN>
国際版のトップ記事でした。


今回 <CNN>
コネティカット一色です。

日本で児童の大量殺傷が起きても、翌々日まで新聞一面がそれで埋まる、ということはありません。

クリスマス直前だったという宗教性、「自国の」幼い子どもに対する強い社会防御本能など、アメリカ市民の感性にはまだまだ「われわれの知らない部分」が多いですね。


今回 <CBS>
総特集で「コネティカット惨劇」。

安倍総理のアの字も^^; ありません。


今回 <ABC>
やはり、悲劇の総力取材。

(こんなタイミングで)日本の次の首相ごときなど、どれだけの市民が知りたがりましょうや。


やめたとき <英国BBC>
会見直後は国際版のトップ。

その後もワールド欄では、24時間近く「1番の事件」扱いでした。


今回 <英国BBC>
日本の政局がらみ記事は、その日も終始「コネティカットの次」扱い。トップに昇ることはありませんでした。

先の「政権交代」劇のときは、36時間に渡って国際版のトップ扱いだった!?のに比べると、きわめて低位の扱いに終わりました。


今回 <カナダCTV>
さすがに隣り合う友好国ですから、欧州のどのマスコミよりも、「コネティカット」総力取材!!的な紙面組みに染まっていました。


(3)中東 ・・・ですら、「コネティカットの次」扱い


やめたとき <アル・ジャジーラ>
まあ、リビアだシリアだエジプトだ…という一連のゴタゴタが起きる前ですから、このときは(遠くアジアの出来事でも)国際版でトップ記事☆の扱いを受けました。


今回 <アル・ジャジーラ>
前回同様、アラブ版では1行記事でしたが、国際版では「コネティカット事件」の次に大きな扱いを受けました。

ともあれ、新憲法問題で揺れるエジプトの近況より「上」に見られたんですから、まあ「ニッポンの株も捨てたもんじゃない」っつう話になりますか。


(4)フランス ・・・ル・モンド紙は例外中の例外。今回の方が「大きくトップで」報じた


やめたとき <ル・モンド紙>
無視同然で、トップ面では報じられませんでした。


今回の「直前」 <ル・モンド紙>
ふだんから親米とは言えないフランスにおいてさえ、トップ記事は「コネティカット事件」で、選挙開票中の「自民党優位」という前フリ記事は3番目。

 
 

ああ、日本政局の扱いも「ここまで」かな…と思いきや!?!?


今回 <ル・モンド紙>
ナンと?(一時的ではありますが)他のニュースを差し置いて^^;トップに載せ替えられました。

ただ、「日本のコトが話題にされた」のか? というと、必ずしもそうとは言えない。論旨を読むと、「日本国民は次の為政者に、中国にもっとも敵対的な人物を、わざわざ再登板させた」との内容で、「反中国を明確にする先進国が現れた」という見方に立って、ニュース性を見出しているようです。

つまり彼らの関心の中心は「日本がどーとかより、中国の対外情勢」である、とも換言できます。


また「コネティカット」関連記事は早々とトップ面から下段、国際面のトップに移され、フクシマ難民への中傷騒動にも垣間見えた「縁遠い国で起きた惨劇には冷ややかな国民性」^^;は、こんな記事の扱いにも表れているかのよーです。


(5)さて、それじゃ中国は?と言うと…


新華社は、限りなく「スルー」
実は、トップ面では小さく1行、「自民が安定多数を獲得した」と伝えただけ。

(国内向けには)コジれきってる隣国の政局だというのに、「限りなく無視した」紙面づくりでした。政府筋が「警戒感を表明」云々と伝えられた海外向けアピールとは、大きく様相が異なっています。

わざわざこの瞬間、オンナ相撲の「ほのぼのとした日本の光景」を写真入りで載せている^^; に至っては「まさに新聞というより大本営発表」的な情報操作を感じさせますね。