す⊃ぽんはむの”元”NAVERまとめ

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ブランドだけが海外で悪用され放題の「山水電気」・・・商標権、苦境で安売りの手痛いツケ

SANSUI……日本で積み上げた「技術と信頼のブランド」が、中国企業への商標権セールスであっけなく「拡散」。粗悪な「ニセ日本製品」が世界じゅうで幅をきかせています。一度、虫の食ったブランドイメージの崩落は、もう止めようがありません。


ついに…2014年7月9日


「オーディオ御三家」山水電気が破産 負債3.5億円


↑ですが、“SANSUI”ブランドは2018年末まで、世界に拡散し続けてました。 なぜ?なんでしょう。


インドでは2016年夏からSANSUIの?エアコンが発売された。
日本のサンスイ製、との触れ込みですが…もちろん、そんなハズはない^^;ワケでして。





サンスイは2016年正月から、ボリウッド芸能アワードの冠スポンサーとなった。
中国製格安テレビの輸入販売で、ここまで稼ぎまくって「ブランド企業」を騙れてしまうインド経済界の錬金術って……日本人には凡そ、想像の範疇を超えています。


エアコン"進出"時から、あらたに導入されたコーポレイト・ロゴ
ご覧の通り、とにかく「日本製」を前面に出してましたが……製品の品質が品質なだけに早晩メッキは剥がれはじめ、あげくの経営破綻。
 
まあインドの商慣習の中では、まだまだ「企業コンプライアンス」なんて^^;夢のまた夢。
 
https://www.sansui-india.com/

かつてのSNS上には「保守サービスのフリーダイアルが不通。騙された」といった苦情投稿の山だけが遺されました。



スマホもSansui? ( U55 インドの紹介ビデオ)
やはり、日本で開発されたかのような(あえて誤解を誘う)前フリ。


2018年5月、インド山水は親企業もろとも信用破綻。消滅した。
朗報 エセ"山水|SANSUI "ブランドで荒稼ぎしたインドの悪質家電大手ビデオコンの瓦解を振り返る❕ - 関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記


SANSUI、東芝製ボード採用“日本設計”の32型液晶テレビ
【出典:AV-Watch】2017年4月から『中国のブランドSANSUI』を掲げたまま、日本市場へも逆上陸。
 ドウシシャを通じ、大画面液晶TV市場に本格参入が始まった。しかし早くも2年後の2019年には、『SANSUI』印のテレビは(ドウシシャ・サイトからも)姿を消している。



 
 


深層の一端は、4年前の中国「反日暴動」に見ることができます。
出典 https://matome.naver.jp/odai/2135605472234772001/


2012年/中国、「山水电子」を怒らせた下請け合弁会社の「無節操」



(補註)
 日本の山水電気がアカイホールディングス(AHL、香港|現在は消失)傘下にある当時、いっきに進められた中国メーカーによる「SANSUI製造グループ」。
 
 2012年(~14年)現在、そのTOPにある総元締め企業が「山水电子(電子)」である。
 
※2013年からはオーディオ部門(山水山音电子)が、収益本体であった液晶TV部門と分離された。

 http://www.sansui.cn/

 http://www.sansuitv.cn/


事の発端は、2012年8月以降の「暴動」騒ぎ
表向きは日系イメージで売ってきた《SANSUI》商品が(すでに、完全な中国製品であったにも関わらず)敵視&嫌売されたため、9月以降、下請け製造メーカーの受注が激減。

財務的に体力のあった山水電子や傘下中手の企業以外は、余剰になりそうな山水ブランド品を(無断で直接)アジアや東欧などの海外市場に売りさばく、という「越権行為」を行って逆境をしのいだ。


親会社にしてみたら、自分らが輸出で稼ぐ売上を、子会社が「かすめ盗った」も同然。
この手の重大な「裏切りが常態化」せぬよう、以下の加担4社を(合弁破棄もしくは)提携の前倒し解消、とした。

◆ 深圳市 山水网讯科技有限公司 (モバイル端末)
◆ 中山市 新学友教学用品有限公司(視聴覚学習機材)
◆ 深圳山水佳明科技有限公司 (音楽プレーヤー)
広州市 中洛科电子科技有限公司 (カーオーディオ)


加えて、上記の「制裁発動」を企業名名指しでホームページに掲げた。

内輪への『見せしめ』的な意味以上に、「このように以前からずっと、SANSUIは中国で生産されていた、中国人の商品ブランドなんですよ!」と一般消費者に向けアピール。植えつけられた日系イメージを(これまでとは一転して)誤解なのだ、と周知させたい狙いも感じとれる。


総合家電ブランドへ脱皮をうかがう「中国のサンスイ


山水電子グループ:モバイル機器
中手のグループ企業は、潤沢な生産余力を糧に、ノーブランドの完成品で外商も行っている。

こうした幅の広さもあって、短期の「日系バッシング」で経営基盤が大きなダメージを受けることはない。


山水電子グループ:カーオーディオ
カーオーディオ分野も(エンド向け商売の旬は)まだまだ「これから」。

目下の売上の多くは、現代自動車の中国工場 etc.への「純正オーディオパーツ」の供給だ。


一方、インドでは・・・
インド市場に「高品質 液晶TVブランド」として猛プロモートしていたが、低品質なエアコンまでも拡販するなどして風評を悪化させた末に、資金繰りが立ち行かなくなった親企業もろとも自壊するに至った。


SANSUI、は液晶テレビの「日本のトップブランド」?


2017年まで在った「サンスイ・インディア」公式ウェブサイト
当時は中国同様、《SANSUI》はバリバリに現役のブランドとして知名度をあげつつあった。

ただ中国とは違い、SANSUIは「今もなお日本製」であるかのような謳い文句を掲げたままだった。



往時のサンスイ・インディア(中国製 液晶テレビ) コーポレイトCM
結局は上述の通り、2017年春に瓦解した。


確信犯的に・・・


扱っているモデルは、すべて・・・


中国製の液晶なのに、けっして「中国製」だとは言ってなかった^^;
インドには不正競争防止法のような商規制(や規制機関)が機能していないのだろうか???

2017年3月にはグループ全社、経営破綻して消滅。


関連リンク


山水電気株式会社 【デッドリンク】
もともとの本家「SANSUI」は凋落の末に、会社更生中…だったが、前述の通り「破産」。


オーディオ・スピーカー・イヤホンの専門ブランド/SANSUI
日本国内での《SANSUI》ブランドは廉価家電の「ORION」でおなじみ、ドウシシャが買い取っている。当然、これらも(商品企画販売が日本なだけで、実体は)中国製品だ。